2004年秋季大会 領域5(イオン結晶・光物性)インフォーマルミーティング

議 事 録

 

2004 9 13 日、 17:3018:15 青森大学 XC会場

領域代表 20031020049月 伊藤 正 先生 (阪大基礎工)

     200410月〜20059 相原 正樹 先生 (奈良先端大)

世話人  200311200410月 木村昭夫(広大理)大淵泰司(電通大)

     200405月〜200504月 萱沼洋輔(阪府大工),岸田英夫(東大新領域)

     200411月〜200510 田中章順(神戸大工),安食博志 (阪大基礎工)

 

1 次期領域代表(200411月から200510月)について

次期領域代表は,相原正樹先生(奈良先端大)に務めていただくことになっている。今年度10月より素核分野もふくめ物理学会の全分野が領域制に移行する。これに伴い、シンポジウムの企画など領域代表が(東京に集合し)行う業務が増える。そこで、領域代表の補佐役として副領域代表を指名する旨、学会から指示が来ている。領域5としては、末元徹先生(東大物性研)を推薦するとのことで承認された。また、基本的には副代表が次期の代表を務める。

 

2 次期世話人20055月〜20064月)について

次期世話人として、以下の方々が推薦され,承認された。

谷俊朗先生(東京農工大)              有機光物性(実験)

齋藤伸吾先生(情報通信研究機構 関西研究センター) レーザー分光(実験)

 

3 シンポジウム、招待講演および論文賞の提案、推薦、選考について。

      次回60回年次大会,招待講演・シンポジウム企画申し込み締め切り:1029日(金)

    領域5 事前締め切り 10月15日() 提案は世話人に知らせるのでも可

(アイディアの段階でもなるべく早く知らせてほしい。)

    現在、世話人に連絡のあったシンポジウム提案についての紹介

  1.「放射光の新しい局面(仮題)

     レーザーによる光電子分光、低エネルギー光電子分光、バルク敏感光電子分光、理論、などについて若手を中心に構成

  2.「磁性を放射光でみる(仮題)

     PEEM、表面磁性、などについて若手を中心に構成

以下いただいたご意見

(シンポジウム)

「領域5からの提案、特に放射光以外の分野からの提案が少ないので是非積極的な提案をお願いしたい。」(相原先生)

「光物性の理論の新しい展開などはどうか?」

「他の領域からも聞きにきたくなるようなものが望ましい。」

(招待講演について)

「座長推薦が機能していない。」

「座長推薦について、これまでは座長を務めたセッションについての推薦をお願いしているが、座長はその範囲に限らず、かならず推薦せねばならないようにしたらどうか。」

 

4.英語合同セッションについて

(頂いたご意見)

         件数が多くない。浸透していない。20分講演であることが周知されていない。

         海外からの参加者からの利便を考えプロジェクターを必ず使用できるようにしてほしい

         シンポジウムにおいて、海外からの発表者がいる場合はセッションすべてを英語で行っているところもある。

         招待講演についても英語を可としてはどうか?

         また、一般講演について日本人による英語講演は認められるか?(→そういう例もあり、問題ない。)

 

   

5 シンポジウムに関する「通達」について

(世話人より)昨年度の分科会のIMで、事務局より以下のような「通達」があり、議論が行われた。「今回より招待講演およびシンポジュウムは、必ず朝1番から始め午前のセッションで終了することが条件となります。これは一般講演を圧迫しないための措置と、プログラム編成における世話人の負担を軽減するためのものです。(学会誌200211月号に掲載)。」これはプログラム委員会におけるやり取り:効率よく場所を確保するという意味で学会側からの提案であり,シンポジウムは3時間半程度の短い時間で行いたいとの要望でもある。

(頂いたご意見)

      領域5に限らずすべてのシンポジウムが午後に行われており、通達が形骸化している。

 

6.プロジェクターの使用に関して

(領域代表および世話人より)今回,希望のあった招待講演およびシンポジウム講演について,物理学会から液晶プロジェクターの貸し出しがあった。前回の年次大会,九州大学のご好意で,一部会場において会場設備のプロジェクターを一般講演に提供しても良いとの申し出があったが,物理学会よりの通知遅かったことや準備不足のため,世話人としては使用を見合わせることとした。また、この九州大学のケースはたまたまであり、基本的には物理学会が自前のプロジェクターを用意する必要があり、資金の点からすぐに、すべての講演において使用することは不可能である。

      今後、学会会場の大学からのプロジェクターの提供があった場合や、シンポジウムと同一会場において一般講演においてプロジェクターが使用できることが事前にわかった場合の対応について議論した。  

→ プロジェクターの使用に関しては自己責任で行う。すなわち、プロジェクターへの切り替え、トラブルに対する対応を含め、各自で講演時間内に行う。(トラブルによる講演時間の遅延、延長は認めない。)

→ 使用可能な部屋が事前にわかった場合は、ホームページ等で周知する。


7.プログラム編成(件数など)について報告が行われた

今回のポスター発表の割合は32.2%であり、望ましい水準(30-35%)に達している。

 

8.その他のアナウンスについて

      東京大学先端研 宮野健次郎先生より

 科学研究費 (特定領域、代表:秋光純先生(青学大))「異常量子物質の創製」(平成16年〜平成20年)のA03班「巨大光応答」(班長:宮野先生)において光誘起相転移など領域5に関連したテーマに関する公募(期間2年、実験、理論とも)を行っている。詳しくは班長の宮野先生までお問い合わせください。

http://www.phys.aoyama.ac.jp/aqm/

 

      名古屋大学 中村新男先生より

 JPSJニュースレター No.2に基づき、JPSJの最近の動向について報告がなされた。インパクトファクターが2003年は1.903になり、前年より0.307上昇している。2.5ぐらいを目指している。