2007年春季大会 領域5（イオン結晶・光物性）インフォーマルミーティング議事録
2007年3月19日17:30～18:30 鹿児島大学 ZB会場
領域代表 2006年10月～2007年9月 菅 滋正 先生（阪大基礎工）
2007年10月～2008年9月 那須 奎一郎 先生（高エネ機構）
領域副代表 2006年10月～2007年9月 那須 奎一郎 先生（高エネ機構）
2007年10月～2008年9月 嶽山正二郎 先生（東大物性研）
世話人 2006年5月～2007年4月 高河原 俊秀（京都工繊大）、島野 亮 （東大理）
2006年11月～2007年10月 高橋 聡（奈良先端大）、組頭 広志（東大工）
2007年5月～2008年4月 迫田 和彰（物材機構）、芦田 昌明（阪大基礎工）
1．世話人の推薦
過去の世話人リストおよび世話人候補者リストが回覧され、次回以降の世話人として推薦したい方をリストに記入して頂いた。
2．座長候補者リストの追加、変更
座長候補者リストが回覧され、追加、変更の記入をして頂いた。
3. 次期領域副代表(2007年10月～2008年9月)の選任
次期副代表（2008年10月～2009年9月の領域代表）として、嶽山正二郎 先生(東大物性研）
が推薦され、承認された。
4. 次期世話人（2007年11月～2008年10月）の選任
世話人，領域代表での議論の結果，次期世話人として以下の方々が推薦され、承認された。
松田巌 先生（東大物性研）、沖本洋一 先生(東工大理工学研究科物質科学専攻)
5. 論文賞、若手奨励賞について
・論文賞については推薦がなかった。
・若手奨励賞について
推薦枠の2倍以上の応募推薦があり、選考審査委員会(7名）で議論し、3名を推薦(4月）。5月理事会で決定。受賞者は2007年秋の北大の年会で受賞記念講演を行う。講演日時等は受賞者の都合を聞いて決める。予講集(講演概要集）に、選考理由を領域代表が、講演要旨を受賞者が書く。
・次の年会（2008年度、近畿大学）は春となっており、提出書類の締め切りは2007年夏前になる。
・提出書類は那須次期領域代表に提出。今回とはメンバーの異なる新しい選考審査委員会で選考する。年齢制限は受賞年度の3月31日現在で37歳以下、2008年度までの2年間は39歳以下。
・電子化ファイルによる提出などの提出方法の詳細については、その選考にかかわる領域代表と副代表に一任する。公募時に提出方法の詳細を提示する。
6. 臨時領域委員会（2007年1月9日開催）の報告
2007年秋の北海道大学での年会でレビューセッションを試行する。2008年春の近畿大学での年会では数学会との連携セッションを計画しており、レビューセッションは行わない。レビューセッションは、年会の総合講演に変わるものであり、３つぐらいのパラレルセッションの形で各セッション２名程度の講師が、M2程度の他領域の院生にも理解可能なレベルでのtutorialな講演を行う。講演内容は複数の領域をカバーする領域横断型のものとし、講師にはそのようなポテンシャルと熱意のある人を選ぶ。領域５では他の数領域と相乗りで斯波先生を講師にお願いする案に乗った。次回は試行と位置づけ今後形態は変化することも予想される。
7．プログラム編成
プログラム編成に関して以下の報告がなされた。
(1) 一般講演，シンポジウム，特別講演
初日午後、3日目午後：3部屋を確保。それ以外は2部屋（シンポジウム含む）を確保。
シンポジウム3件（主催1件、共催2件(領域９、領域3）)
招待講演2件（主催2件）
(2) ポスターセッション
2001年秋季大会 ポスター講演50件／全講演申し込み数249件 （20.1%）
2002年年会 ポスター講演64件／全講演申し込み数232件 （27.6%）
2002年秋季大会 ポスター講演73件／全講演申し込み数247件 （29.6%）
2003年年会 ポスター講演66件／全講演申し込み数243件 （27.2%）
2003年秋季年会 ポスター講演76件／全講演申し込み数277件 （27.4%）
2004年年会 ポスター講演109件／全講演申し込み数318件 （34.3%）
2004年秋季大会 ポスター講演85件／全講演申し込み数264件 （32.2%）
2005年年会 ポスター講演86件／全講演申し込み数264件 （32.6%）
2005年秋季大会 ポスター講演89件／全講演申し込み数273件 （32.6%）
2006年年会 ポスター講演80件／全講演申し込み数242件 （33.1%）
2006年秋季大会 ポスター講演83件／全講演申し込み数244件 （34.0%）
2007年春季大会(今回) ポスター講演94件／全講演申し込み数255件 （36.8％）
・ 一般講演件数、ポスター講演ともに前回とほぼ同数（若干増加）。ポスターセッションの比率は前回とほぼ同比率で、全体として30-35%程度が望ましいと考えられ良好。
・ ポスター会場のキャパシティが55件（PSA）＋40件（PSB）であったため、講演時間を2部構成で実施。（PSA: 13:30〜15:30、PSB: 15:30〜17:30）
8．キーワード別の申し込み数の推移（カッコ内はポスター件数）
04年秋 05年春 05年秋 06年春 06年秋 07年春
1. 放射光・真空紫外ＭＣＤ 11(7) 15(4) 9(5) ９(5) 12(7)英2 ９(6)
2. 光電子分光・逆光電子 16(7)英4 32(10)英2 31(4)英1 35(7)英4 31(7)英2 35(8)英3
→合同1
3. 軟Ｘ線発光・散乱 3(2) 7(4) 12(5) 5(2) 8(4) 英1 7(3)
4. 励起子・ポラリトン 14(11) 14(9) 15(9) 19(13) 21(13) 17(9)
5. 非線形光学 4(4) 12(4) 4(2) 8(1) 11(4) 6(3)
6. 超高速現象 19(8) 28(10) 26(9) 23(8) 17(4) 21（8）
7. 格子振動・光散乱 0(1) 2(0) 4(2) 2(1) 1(1) 0
8. 緩和励起子 2(4) 5(5) 5(4) 2(1) 6(5) 7(5)
9. 局在中心 1(3) 5(4) 3(1) 4(3) 9(8) 6(4)
10. 光誘起相転移 17(3) 30(8) 25(7) 23(7) 22(3) 28(9)英１
→合同5
11. 誘電体の光制御・光学応答 8(1) 8(1) 14(1) 10(2) 9(3) 10(２)
12. 高密度励起現象
9(5) 16(5) 13(7) 9(5) 9(1) 9(3)
13. 表面・薄膜
1(1) 2(0) 1(0) 2(2) 1(0) 2(0)
14. 微粒子・ナノ結晶 10(10) 15(10) 21(13) 21(10) 25(15) 25(14)
15. 低次元物質 6(4) 7(6) 9(5) 7(3) 7(3) 8(4)
16. 超イオン伝導体 19(0) 27(0) 35(4) 29(1) 21(0) 20(2)
17. 超伝導体・強相関係 8(4) 8(3) 13(3) 8(3) 5(1) 7(4)
18. フォトニック結晶 14(1)英1 15(10) 17(2) 16(3) 14(2) 19(4)
→合同6 →合同5 →合同6
19. 磁性体・磁性半導体 1(1) 2(0) 4(1) 2(1) 3(1)
1(0)
→合同1 →合同1
20. 量子井戸・超格子 1(3) 3(1) 2(1) 2(0) 1(0) 2(1)
→合同1
21. 新物質 0(1) 0(0) 2(0) 1(0) 0 4(1)
22. 顕微・近接場分光 7(1) 7(1) 3(0) 4(1) 3(1)
5(2)
→合同2 →合同1 →合同2
23. 新光源・新分光法 4(2) 4(1) 5(4)英1 1(1) 3(0) 2(1)
24. その他
プログラム編成に関して世話人から以下のお願いがなされた。
・キーワードは、かならず書いてください（できるだけ2つ書いてください。）
第１キーワードは特に慎重に選んでください。今回も無記入が5件ありました。
・合同セッションの希望は該当欄にチェックをお願いします。要旨欄のみに希望の旨
記載されている例が複数ありました。
9．合同セッション改廃について
今回より領域7との合同セッション(光誘起相転移)を開設。十分な数の申し込みがあった。
10. 企画提案の位置づけについて
企画提案の位置づけについて以下の案が承認された。また多くの提案をいただきたいとの要請がなされた。
•
招待講演： すでに成果が上がっている研究における中心的研究者。
•
企画講演： 提案は単発で行う。プログラム編成時に連続は可能。今後成果が期待される分野の研究者によるホット･トピックス。Tutorialな講演や国際交流を視野に入れた講演。各種受賞記念講演(若手奨励賞受賞記念講演を除く）。
•
シンポジウム講演： ある１つのテーマに沿って、さまざまな角度からそのテーマを代表する研究者に一般講演とは違った時間枠で講演していただく一続きの講演。
•
若手奨励賞受賞記念講演： 受賞した年の年次大会において特別に一般講演よりも長い時間枠で設ける講演
11. 企画提案の取りまとめと選考について
•
シンポジウム：ion-hikariで公開し、議論
•
招待講演： 公募型、座長推薦型
•
企画講演： 招待講演に準じる
いずれも世話人代表が取りまとめて領域代表に⇒領域選考審査委員会⇒結論は領域代表⇒世話人代表⇒学会領域委員会で決定後⇒世話人代表⇒世話人全員⇒プログラム編成会議、の手順で行う。
プログラムチェック等は4名の領域世話人で行う。
12. シンポジウム･招待講演・企画講演に対する規定の変更（添付資料参照）
規定II. 補3 が以下のように変更されることが承認された。変更部分は下線を引いてある。
旧規定
補３： 領域５選考委員会は、領域代表と世話人代表（１名）に加えて、過去の領域代表、ジャーナル編集委員、学会誌編集委員、世話人経験者他から、領域代表が世話人と協議し、分野、地域等のバランスを考慮して依頼した３名程度を加え、
５名程度で構成する。
新規定
補３： 領域５選考審査委員会は、領域代表と領域副代表に加えて、過去の領域代表、ジャーナル編集委員、学会誌編集委員、世話人経験者他から、領域代表が領域副代表と協議し、分野、地域等のバランスを考慮して依頼した５名程度を加え、
７名程度で構成する。
13．シンポジウム、招待講演、企画講演および論文賞の提案、推薦、選考
インフォーマルミーティングで提案はなかった。
次回2007年年次大会（2007. 9. 21～24 北海道大学）招待講演・シンポジウム企画申し込み
募集要項掲載：会誌4月号
物性領域公募締切：4月30日
領域5事前締切： 4月16日
2003年4月より領域5選考委員会(今回以後選考審査委員会と改称)を設置し選考を行っている。
提案、推薦の詳細については添付資料をご参照ください。
14．メール審議について
緊急を要する事柄については、メールによる審議を行うことが、承認された。
15．領域5ホームページ
現在，領域5ホームページ（http://div.jps.or.jp/r5/）を開設しています。世話人からの案内を随時掲載しています。国際会議の案内のページもありますので、掲載希望の場合は世話人までご連絡ください。
16．メーリングリスト
ion-hikariのMLでは、登録しているアドレス以外のメール投稿ができません。異動等によりアドレスの変わった方は、登録削除を行い、改めて新アドレスを登録されることをお薦めします。
17．各種連絡（学術会議、国際会議など）
国際会議EXCON、UVU、国際シンポジウムCERCのアナウンスがあり、領域５のホームページ該当項に載せることとなった。
*******シンポジウム・招待講演・企画講演に関する規程（2007年3月19日改定）*************
シンポジウム・招待講演・企画講演の公募について
I.シンポジウム提案方法：
(1)提案者は提案原案をメーリングリストion-hikariで公開し，議論を行う．ただし，この段階では講演予定者の氏名は公開しない．
(2)提案者はIMにおいてプロジェクターなどを使って直接提案することもできる．（この場合も(1)の方法で提案を公開する）
(3)提案者は，学会のWEB登録締め切りより前（2週間程度）に設定した領域内締め切までに，講演予定者も含む計画案を領域代表に提出する．採否は選考審査委員会の議を経て決定するが，この際計画の変更を求めることがあるので，この段階で講演者に内諾をとる必要はない．
(4)決定後，講演者を確定し，提案者が学会のweb登録を行う．なお，シンポジウムの講演タイトル及び概要は実際の発表言語にかかわらず英文表記とする．
（注釈）
●ion-hikariとIMにおける提案で固有名詞を公開しないのは，選考委員会で講演者の変更や講演数調整などを行う可能性があるからである．ただしIMの議論で必要に応じて口頭で固有名詞を出す事は妨げない．
●IMに出席できなかった人のために，(2)の場合もion-hikariでの公開を求めることにした．
II. 領域５招待講演選考についての取り決め
以下の２つの方法により推薦を集める。なお、この２つの方法による推薦は基本的に同列に扱われ、領域５選考審査委員会（補足３を参考のこと）にて区別することなくまとめて審議される。
１．公募型：広く一般に招待講演の推薦を募集する。
２．座長推薦型：前回の物理学会にて領域５座長を勤めた方々から招待講演にふさわしいと思われる講演を推薦して頂く。もし担当セッションにふさわしいと思われる講演がない場合は推薦の必要はない。
３．上記２つの方法に共通する事項：
（１） 提出する書 は必ずしも物理学会に最終的に提出すべき様式に則る必要はなく、それに準ずるもの（補足１を参考のこと）で構わない。
（２） 推薦された講演が必ずしも最終的な領域５推薦とはならない可能性があるので、推薦者は被推薦者（講演予定者）にあらかじめ了解を取る必要はない。
（３） 締め切りを従来の領域内締め切り（学会締め切りの２週間前）よりも数日早めに設定する。
（４） 集まった推薦は領域５選考審査委員会（以下選考審査委員会）にて優先順位を付けられる。学会プログラム委員会での採択可能な件数を考慮して３～４件程度を最終的に推薦する。
（５） 選考審査委員会後、推薦者は被推薦者の了解を得た上で正式な提案書を準備し学会に提出する。
補１： 被推薦者の了解をあらかじめ取らない場合、被推薦者の都合により推薦が辞退される場合があり得る。そのような場合は順位の繰り上げを持って対処する。
補２： 「正式な提案書に準ずるもの」について。特に様式は定めないが、
１．講演者氏名および所属、 ２．仮の講演題目、３．講演要旨（案）および推薦理由、４．可能であれば関係する出版リストについて記すことにする。
補３： 領域５選考審査委員会は、領域代表と領域副代表に加えて、過去の領域代表、ジャーナル編集委員、学会誌編集委員、世話人経験者他から、領域代表が領域副代表と協議し、分野、地域等のバランスを考慮して依頼した５名程度を加え、
７名程度で構成する。
III.企画講演提案法
招待講演に準ずる。