2018年秋季大会 領域5インフォーマルミーティング

2018年秋季大会 領域5インフォーマルミーティング議事録

2018年9月10日(月)12:35〜13:20 同志社大学B105会場
司会進行:山ア 篤志(甲南大理工)

 

<1.領域代表・副代表・運営委員>

領域代表

2018年04月〜2019年03月     石原 一(阪大)


領域副代表

2018年04月〜2019年03月     岩井 伸一郎(東北大)


領域運営委員

2017年10月〜2018年09月     小山 剛史(名大)、山崎 篤志(甲南大)
2018年04月〜2019年03月     南 康夫(徳島大)、有川 敬(京大)、深谷 亮(KEK物構研)
2018年10月〜2019年09月     小林 正起(東大)、松永 隆佑(東大)

 

1. 次期領域代表、副代表、次々期領域運営委員の推薦および承認(任期:2019年04月〜2020年03月)

次の先生方が推薦され、承認された。

領域代表

岩井 伸一郎(東北大)


領域副代表

木村 昭夫(広島大)


領域運営委員

小西 邦昭(東大)、渡邊 浩(阪大)、和達 大樹(東大)

 

<2.プログラム編成>

次の通りに説明と報告があった。

・プログラム編成に関してキーワードは必ず2つ書くことについて連絡の徹底をお願いします。
 今回のキーワード無記入は2件(前回は1件)で、一つだけの申込みが23件(199件中)ありました。
・座長依頼に対しては迅速な返信をお願いいたします。
・講演題目に「」、“”等は不要です。入力後に必ず確認をお願いします。
・登壇日時の希望は原則受け付けておりませんのでご理解をお願いいたします。

 

<3.申込件数の推移>

2005年年次大会からの申し込み件数(全講演、ポスター講演)について報告があった。
2018年秋季大会では、ポスター講演76件/全講演申し込み数199件(38.2%)

・全講演数は、ほぼ横ばい。ポスター講演の比率が増加し(学生優秀発表賞の影響と思われる)、「望ましい範囲」とされる30〜35%を超えた。
 例年、秋季大会では超える傾向にある。
・今年、若手奨励賞の領域5受賞者上限数が3名から2名へと減少し、来年も2名のままとなった。
 年会での講演者数の増加が望まれる。

2009年年次大会        ポスター講演80件/全講演申し込み数213件(37.6%)
2009年秋季大会        ポスター講演103件/全講演申し込み数268件(38.4%)
2010年年次大会        ポスター講演102件/全講演申し込み数273件(37.4%)
2010年秋季大会        ポスター講演81件/全講演申し込み数258件(31.4%)
2011年年次大会*(震災) ポスター講演78件/全講演申し込み数256件(30.5%)
2011年秋季大会        ポスター講演103件/全講演申し込み数298件(34.5%)
2012年年次大会        ポスター講演95件/全講演申し込み数241件(39.4%)
2012年秋季大会        ポスター講演82件/全講演申し込み数226件(36.3%)
2013年年次大会        ポスター講演97件/全講演申し込み数254件(38.2%)
2013年秋季大会        ポスター講演89件/全講演申し込み数229件(38.9%)
2014年年次大会        ポスター講演72件/全講演申し込み数214件(33.6%)
2014年秋季大会        ポスター講演77件/全講演申し込み数204件(37.7%)
2015年年次大会        ポスター講演69件/全講演申し込み数213件(32.4%)
2015年秋季大会        ポスター講演85件/全講演申し込み数208件(40.9%)
2016年年次大会        ポスター講演64件/全講演申し込み数204件(31.4%)
2016年秋季大会        ポスター講演67件/全講演申し込み数187件(35.8%)
2017年年次大会        ポスター講演64件/全講演申し込み数202件(31.7%)
2017年秋季大会        ポスター講演81件/全講演申し込み数209件(38.8%)
2018年年次大会        ポスター講演54件/全講演申し込み数200件(27.0%)
2018年秋季大会        ポスター講演76件/全講演申し込み数199件(38.2%)

 

<4.招待講演・シンポジウム・企画講演>

本秋季大会における講演および次回大会での講演の提案について、次の通り報告があった。

企画講演1件:
・(領域5,領域1)「Nonlinear dynamics in multimode optical fibers」
  Shailendra K. Varshney (Indian Institute of Technology, Kharagpur)
  9/11 13:30〜14:00 @B105会場

シンポジウム5件:
・(領域4,領域5)「光と固体中の電子・スピンが織り成す新奇量子現象」
  9/9 13:30〜16:50 @C115会場
・(領域7,領域5)「分子界面・薄膜を用いた量子状態創出の新展開」
  9/10 9:00〜12:25 @K201会場
・(領域5,領域4,領域8,領域9)「光で切り拓く新しいトポロジカル物性科学」
  9/10 13:30〜17:15 @B105会場
・(領域9,領域5)「時間分解プローブを駆使した表面・界面科学及び結晶成長の進展と展望」
  9/11 13:30〜17:25 @C116会場
・(領域10,領域5)「誘電体の温故知新−構造解析と新材料開発−」
  9/11 14:00〜17:30 @M302会場

チュートリアル講演1件:
・(領域4,領域5,領域8,領域9)「トポロジカル絶縁体・半金属の電子構造」
  佐藤 宇史(東北大院理)
  9/10 9:00〜9:45 @K106会場


○次回招待講演・シンポジウム・企画講演の提案について

領域5事前締切:10月19日(金)
(物性領域Web登録締切:10月29日(月))

【シンポジウム】
提案者は原案をメーリングリストで公開し、議論を行う。ただし、この段階では講演予定者の氏名は公開しない。その後、選考委員会による決定後、提案者はweb上での登録を行う。
【招待講演・企画講演】
推薦者は原案(正式なものでなくともよい)を領域代表もしくは領域運営委員に送る。この時点でメーリングリストでの公開、被推薦者の了承は不要。選考委員会による決定後、推薦者は被推薦者の了解を得た上でweb上での登録を行う。


○共催シンポジウムの実施について

日本物理学会と各種研究共同体(コンソーシアム)との共同で共催シンポジウムを開催することが可能。
・複数コンソーシアムでの開催も可能。
・日本物理学会はコンソーシアムから必要経費としての共催費を申し受ける。
・基本的な提案・実施プロセスは通常のシンポジウムと同様。
・登壇者については通常のシンポジウムの制約を原則として課さない。但し、他シンポジウムとの重複登壇は特別な場合を除き許可しない。
・開催できる共催シンポジウム数は原則1大会あたり5件まで。

 

<5.領域ホームページ・メーリングリスト>

次の通りに説明があった。

・領域5 webページ(http://www.r5.div.jps.or.jp/index.html)では、学会・領域運営委員からの案内を随時掲載しています。研究会・国際会議の案内のページもありますので、掲載希望の場合は領域運営委員(committee_r5@div.jps.or.jp)までご連絡ください。



○メーリングリスト(ML)について

・MLアドレス(2017年度〜)は、 ion-hikari@r5.div.jps.or.jp
・旧ML(ドメイン名:laser.mp.es.osaka-u.ac.jp)は、今年3月で廃止になりました。
 投稿した場合には、宛先不明のエラーが返ってきますのでご注意下さい。
・登録・退会方法、その他詳細につきましては領域5webページを参照してください。
・メーリングリストでは、登録しているアドレス以外のメール投稿ができません。異動等によりアドレスの変わった方は、旧アドレスの削除および新アドレスの登録をお願いいたします。

 

<6.審議事項>

○学生優秀発表賞について

まず、現状について次の通り説明があり、その後、審議が行われた。

日本物理学会学生優秀発表賞実施要綱が、2017年12月9日に理事会にて制定された。領域内の規定は第73回(2018年)年次大会領域5インフォーマルミーティングで承認された。

<学生優秀発表賞授賞について領域5の規定(抜粋)>

1. 応募資格
大学・大学院もしくは同等の機関に在学中の学生で、日本物理学会秋季大会・領域5 において第一著者としてポスター発表を行う者

2. 表彰件数
全ポスターの5% 程度

3. 審査対象
発表内容、ポスターの見栄え、プレゼンテーション(英語可)

4. 応募方法
・200 文字の講演要旨入力欄の最初に(学生優秀発表賞応募)と記入して下さい。
・応募期間は秋の学会への講演申込受付期間と同じとする。(注意!!応募のタイミングは、最初のWeb 登録のときです。講演概要集原稿(A4 サイズ・1 枚)投稿時ではありません。)


 <審議項目>

(Q1)申込方法の改善について
領域1から次の提案があり、承認された。

提案:申し込みのwebページに以下の項目を追加することを、領域共同で要求したい。
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【領域1,領域2,領域4,領域5,領域6,領域7,領域9,領域10での講演を申込まれる学生の方】
当該領域では学生優秀発表賞を設けております(※1,※2)。
・学生優秀発表賞に応募しますか? ○はい  ○いいえ
・(はいと答えた方) 学年を入力してください(例:修士1年) (入力欄   )
※1 領域3の学生優秀発表賞申込み手順については、領域3webページをご覧下さい
※2 学生優秀発表賞についての詳細は、各領域のwebページをご覧下さい
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(Q2) 表彰件数の決め方について
現状について説明があった後、次の案が承認された。

現在:「全ポスターの5%程度」
(参考)2015年受賞者6名(応募37件中)、2016年受賞者3名(応募13件中)、2017年受賞者3名(応募14件中)、2018年受賞者4名(予定)(応募25件中)。これらは、それぞれポスター賞(学生優秀発表賞)応募者の16%、23%、21%、16%。

案:「学生優秀発表賞 応募者の20%程度」

(Q3) 複数受賞について
日本物理学会 学生優秀発表賞 実施要綱の紹介後、次の案が議論された。

案1:領域5または他の領域での過去の受賞内容と比べて著しい進展がある、あるいは著しく異なる研究内容であることが認められる場合には、複数受賞は妨げない。
   附則
   過去に本領域においてポスター賞を受賞した者、他領域において学生に対する同等の賞を受賞した者の応募についても、この条件は適用される。

案2:複数受賞は妨げない。

(参考)日本物理学会 学生優秀発表賞 実施要綱
 附則(4) 受賞回数:複数受賞は妨げない。ただし、各領域の独自規則により当該領域における受賞についてこれを禁止することはできる。

・ポスター発表後、受賞候補者決定までの短い時間に著しい進展の有無を議論することは難しいのではないか
・上位規定(日本物理学会 学生優秀発表賞 実施要綱)の通りでよいのではないか
といった議論を経て、案2が承認された。

(Q4) 仮賞状作成費用の負担について
現在は大会中に仮賞状を授与、領域代表との写真撮影あり。
仮賞状の有無について、領域代表、副代表、運営委員で協議し決定する。
→今年は仮賞状あり、とした。
・これまで領域代表のポケットマネーで賄っていた。
・仮賞状(学会指定)の用紙サイズが大きくなり、負担が増えている。
・個人負担にならない方法はないか?

以上の説明および詳細な経緯説明の後、
次のような意見があがり、次回の領域委員会において領域代表が発議することになった。
・学会本部が仮賞状の発行についてもコントロールするとよいのではないか
・学会本部がプリンターを持ち込んで学会期間中に仮賞状を印刷するのはどうか

(Q5) その他意見、疑問点
なし


○運営委員の人数について

秋季大会では、領域をまたいだ複数登壇者の講演時間の調整や学生優秀発表賞応募者増加に伴う作業の増加があるため、4月からの任期の委員の数と同様に、9月からの任期の委員の人数を2名から3名に増員してはどうか。

以上の発議に対して、
運営委員の業務量が多いこと、増員すると多くの若手が委員を経験できること、を考慮して増員がよいのではないか、という意見があり、3名に増員することが承認された。

 

<7.報告事項>

以下の項目について報告があった。

○第1回学生優秀発表賞(旧称 学生ポスター優秀賞)

9/11午前のポスター発表にて決定
今回ポスター発表件数 76件、うち賞への応募件数 25件→ポスター賞は4件(±1件)を選出予定
・各応募者に対して審査員5名による審査を行う。
・審査員は、「発表内容」「ポスターの見栄え」「プレゼンテーション」を審査する。合計点により受賞者を決定。
・受賞者をポスター発表中に決定し、その場で表彰式を行う。後日、領域ホームページに掲載し、領域メーリングリストで発表する。


○会員マイページ について

・第72回年次大会(2017年)から、一般講演の申込は会員各人の「マイページ」からのみとなった。
・従来可能だった「入会申し込み中」の状態での講演申込はできなくなり、紹介者2名の了承手続及び入会申込金の決済完了後にのみ申込可能
・紹介者2名の了承手続も、紹介者の「マイページ」から行う。


○概要集の提出率について

領域5の提出率:講演者数209、提出者数203、提出率97.1%

 

<8.国際会議・研究会の案内>

第39回量子情報技術研究会(QIT39)
  開催日:2018年11月26日(月)〜27日(火)
  開催地:東京大学 先端科学技術研究センター ENEOSホール
  口頭講演申込締切:2018年10月12日(金)
  ポスター講演申込締切:2018年10月26日(金)
  予稿原稿提出締切:2018年10月26日(金)
  参加申込締切:2018年11月9日(金)
  http://staff.aist.go.jp/s-kawabata/qit/

International Symposium on Ab Initio Electron Dynamics Simulations
  開催日:2018年11月14日(水)-16日(金)
  開催地:つくば国際会議場EPOCAL TSUKUBA
  登録締切:10月31日
  http://salmon-tddft.jp/conference2018/index.html

International School on Time-Dependent Density Functional Theory and SALMON Hands-on Tutorial
  開催日:2018年11月12日(月)-13日(火)
  開催地:筑波大学計算科学研究センター
  登録締切:10月31日
  http://salmon-tddft.jp/school2018/index.html

International Workshop on Trends in Advanced Spectroscopy in Materials Science (TASPEC)
  開催日:10月4日(木)〜6日(土)
  開催地:広島大学
  口頭発表:8月26日(終了)
  ポスター発表:9月2日(終了)
  http://www.hsrc.hiroshima-u.ac.jp/TASPEC/

9th Asian Workshop on Generation and Application of Coherent XUV and X-ray Radiation (9th AWCXR)
  開催日:2018年10月16日〜17日
  開催地:北海道大学札幌キャンパス
  投稿締め切り:8月20日(終了)
  http://9thawcxr.riken.jp/

第29回光物性研究会(2018)
  開催日:2018年12月7日(金)、8日(土)
  開催場所:京都大学 宇治キャンパス (京都府宇治市五ケ庄)
  論文投稿締切日:2018年10月26日(金)(pdfファイル投稿)
  参加登録締切日:2018年10月26日(金)
  (この後の参加登録も受け付けますが、参加費が上がります)
  http://phys.ipps.kumamoto-u.ac.jp/HIKARI/index.html