2021/3/13

発表英語化の検討

英語化にあたっての学会への要望

  1. 冊子が日本語にも関わらず年会費を払わないといけない。留学生特別枠のように発表だけの申し込みが可能となるようにしてほしい。
  2. 海外学会との合同シンポジウムの設定

英語化の手段

  1. スライドを英語にするのは四の五のいわず一気にやってしまえば良いのではないか。
  2. シンポジウムならばゆっくりバックグランドを説明できるので、英語化するのであればシンポジウムから始めるとよいのではないか。
  3. 領域5では年次大会に学生優秀発表賞がないため、英語講演を発表賞の対象とすることで、学生の応募と英語化の推進を行うことができるのでは。
  4. 英語発表件数のグラフ化をすると進捗がわかりやすいのではないか。

問題提起

  1. 英語化が目的になるのではなく手段になるようにしないといけない。
  2. 海外の学会とのジョイントシンポジウムのような形式にせずに聴衆も日本語話者ばかりだと、何のために英語化するのかがわからない。
  3. 原子核などはAPSと合同で日米合同物理学会を行っているが、物性の場合はそれに対応する組織がAPSのように大型となってしまい進めづらい側面がある
  4. 留学生、いままで連れてこなかった。日本語の発表ばかりだったので手持ち無沙汰。
  5. 物理学会は発表時間が短いためバックグラウンドを話す時間がほとんどなく、英語になるとついていけない

 

2022/3/18

学会の英語化推進

去年3月IMで領域内の意見をまとめ、理事会へ。秋山先生から、その結果を報告。

理事会の結論は、領域毎に英語化は判断してほしいとのこと。下記が意見•議論。

  1. プレゼンのスライド(ポスターも含む)は英語で良いのでは?
  2. もし英語化するなら(例: 特別セッションなど)、運営委員の案を出してほしい。申込時のオプションは割と融通がきくので、本部に相談してみる。

 

2022/9/13

学会の英語化推進について

  1. 物理学会本部としては取り下げとなった旨の報告が行われた。
  2. 領域として英語化を推進するのは問題ないことが説明された。
  3. 英語講演に関係して、次回は完全オンラインのため、海外からの講演者を招待してはどうかという説明があった。

2023/3/23

学会の国際化

  • 学会の英語化は物理学会本部で取り下げられた。
  • 引き続き、オンライン学会での国際シンポジウムの企画の促進とスライドの英語化を促進
    する。
  • 海外からの招待講演について
    • 海外からの招待講演には期待していたよりも参加者が多くないので、参加者に宣伝をするべきという提案がされた。
    • 宣伝の方法として、メーリングリストの活用だけでなく、特集ページを作ることや twitterを活用することが提案された。
    • 学会のホームページの目立つところで企画講演のアピールをすべきという提案があった。
    • 学会参加者全体にメールを送って宣伝できる仕組みがあると良いという意見があった。

 

2023/9/17

英語講演者のいるシンポジウムの英語化

英語で講演を行うことを要請すると、発表者数の減少が懸念されるとの意見もあったが、英語講演者のいるシンポジウムでは、原則、講演(概要も含めて)は英語で行うことについての合意が得られた。また、以前に、スライドやポスターは原則英語にするとなっていたが、そのことが周知されておらず、領域メールやセッションの始まりなどで周知することや先生が学生に伝えることで大体の合意があった

 

2024/3/19

発表のスライド英語化

  • 3月に領域代表からメールによる「推奨」のリマインドがあった。
  • 学生は苦労している例もあるが、翻訳ツールもあるので大きな負担は無さそう。という報告があった。
  • 普段、領域5で発表していないためか日本語で作っている例もあった。という報告があった。
  • 英語化を忘れており、リマインド時点ですでに日本語で資料を作成していたため、早めのアナウンスをお願いしたい。という意見があった。
  • チュートリアル講演という趣旨から、講演者から「日本語でも良いか」という問いあわせがあった。今回はOKした。
  • 趣旨やその内容に合わせてケースバイケースで日本語にすることがあってもよいのではないか。という意見があった。
  • アブストラクトの英語化推奨の将来的な可能性について、コメントがあった。ハードルの高さとの兼ね合いがあるという意見もあった。一応、英語のテンプレートがすでにあることを確認した。
  • 前回の議事録によると、スライド・ポスターの2点については「英語化」が決まっており、周知に課題ありとされていた(「英語化」の内容と決定の経緯については、後述)。
  • 領域単位ではなく学会全体として、投稿段階など講演者に早めに伝わる段階で「英語化」を広報できる仕組みがあるといいのではないか、という点について、次期代表に領域会議で検討してもらうのが良いのではないか。という意見があった。
  • 領域の「英語化」方針は「推奨」か「原則」か?という質問が出された。推奨か原則か、でだいぶ印象が違う。→そもそも、素粒子分野などから「物理学会全体英語化」に反対があったため、学会全体ではなく、領域ごとに決めることになっていた。2023年秋の議事録には「以前に、スライドやポスターは原則英語にするとなっていたが」という記載が見られるが、実際に遡って過去の議事録を見たところ「原則英語と決まった」という趣旨の記載はみられない。ということが報告された。
  • 過去の議事録が不鮮明なため、暫定的に「代表・副代表および運営委員からスライドおよびポスターの英語化をお願いしています」とする方針が承認された(「推奨」でも「原則」でもなく、「お願い」)。
  • 運営委員で過去の議事録をもう一度精査し、次回のミーティングでどのような方針にするか再度審議する。